2020年7月25日22:20・土。曇り。①今日郵便で、「MSさん遺稿集」という冊子が送られてきた。送り主は、古い友人のITさんで文化活動で付き合っていた先輩だ。時々「元気ですか?」と連絡をくれる。先日も「MSさんの遺稿集を出したいのだが、遺族がどうなっているのかがわからない。もし、わかったら教えて欲しい」と電話があった。「MSさんは星田山手に住んでいたから多分わかるでしょう」と返事した。調べる間もなく「遺稿集」が届いた。実は、MSさんと私の間には「確執」があった。原因は、学歴の問題。「長く働いている中卒者が大卒者の賃金より高くて当たり前」という論。私は、「就職したときはそれでも良いが、3年経ったら同じで良い」という論。いくら議論しても決着がつかなかった。その当時、労組全体の風潮は「3年経ったら一人前」というのが大方だったが、MSさんは引かなかった。それ以外の問題もあって、仕事以外の話をしなくなった。そして10年前に亡くなられた。連絡は当然なかったので、葬儀には行っていない。合掌。ITさんに依頼されたことはするつもり。 ②「KYさんの追悼集を出すので何か思い出を書いてほしい」と、案内が来た。KYさんは、私より二つ上で、神戸大の学生自治会長だった。兵庫県学生自治会連合の会議で、時たまお会いしたが、会えばケンカばかり。卒業してからタマタマ会っては、いつも皮肉ばかり言われてきた。60近くになってから、マトモに話が出来るようになった。そんな状態だったので、何か一文を書こうにもネタがない。書いて残したい楽しい思い出がないのだ。奥さんに寄生して50数年の生活はきっと悔いがなかっただろうなぁ、と思うくらいだ。もっと深く付き合えば、キット良い人だったと思うけど。
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